今年の夏は、お盆休みを利用してフランス旅行に行ってきました。
その際、Twitterで少し前から話題になっていたH.I.S.モバイルが販売をしている「変なSIM」を通信ように購入し、使ってみました。
感想としては、めちゃめちゃ満足でした!
この記事では、実際に使用したレポートとオススメの理由をご紹介したいと思います。
目次
「変なSIM」とは

この説明だけでは特徴がわかりにくいですが、大きな特徴は下記の通りです。
75の国と地域で使える
アジアやヨーロッパなど、このSIMだけで、旅行の定番の国と地域で使用が可能です。
何台もWiFiのルーターが必要だったり、SIMを国によって入れ替える必要がありません。
200MB以降は低速無制限
24時間以内に高速で200MBまでのデータを使用しても、その後は低速で無制限に使用ができます。
追加で購入などがないので安心して旅先で使うことができます。
テザリング無料
家族や恋人、友人とのテザリングも無料でできます。
自分一人でそんなにデータ通信をしないようであれば、一緒に旅を楽しむ仲間と通信をシェアできます。
「変なSIM」を使うための条件

「変なSIM」を使うにあたり、いくつか条件がありますのでご紹介。
購入した後に使えないことの内容にチェックしておいてくださいね。
携帯がSIMフリー
「変なSIM」を使うには、お手持ちのスマートフォンがSIMフリーである必要があります。
SIMフリーとは?
ドコモやau、ソフトバンクなどのキャリアでしか使えないという制限がなく、どこの会社のSIMを入れても使える状態のこと。
ドコモやau、ソフトバンクで買った端末には、初期設定でロックがかかっており、購入したキャリアのSIMカードでしか通信できません。
しかし、一定の条件下であればキャリアで購入したスマートフォンをSIMフリーにすることもできますので、調べてみてください!
最初からApple Storeなどで購入した携帯は最初からSIMフリーになっているはずです。
クレジットカードでの支払いが可能
海外でインターネットを使うために、「変なSIM」アプリ内でプランを購入する必要があります。
その際に決済方法として選択できるのが、現在はクレジットカードのみとなっています。
一時的に電話番号が使えなくなってもいい
海外で「変なSIM」を使っている期間は、携帯のキャリアで契約している携帯電話番号が一時的に使えなくなります。
(SIMを切り替えているためです。)
LINEやSkypeでの通話は問題なくできますが、電話番号が使えなくなると困る人は利用が難しいです。
設定手順

設定については、「変なSIM」に同封されている設定ガイドや、公式アプリで丁寧に説明がされているので問題ありません。
こちらでは、購入を検討中の方向けに、簡単に説明をしたいと思います。
国内での準備
- H.I.S.モバイルIDを作成し、クレジットカード情報を登録する。
- 「変なSIM」を利用するためのアプリをスマートフォン上にインストールする。
- 手持ちのSIMに「変なSIM」を貼り付ける。
- アプリからプランを購入する。
「変なSIM」には、シールタイプとプラスチックタイプがあります。
私は、シールタイプを使ってみました。
SIMへの貼り付けもガイドに従って簡単にでき、小さなSIMを機内や空港で入れ替える必要がないので、大変オススメです!
現地での設定
- アプリで「国内SIM」から「変なSIM」にSIMを切り替える。
- アプリから、事前に購入していたプランの利用を開始する。
- スマートフォンの設定から「データローミング」をオンにする。
この時、私の確認不足でしばらくインターネットに繋がらず、四苦八苦しました。
現在、格安SIMを使っている方はご注意ください。
下記の記事で、原因と解決策について紹介しています。

帰国時の設定
- スマートフォンの設定から「データローミング」をオフにする。
- アプリで「変なSIM」から「国内SIM」にSIMを切り替える。
使用した感想

接続状況
フランスの街中では4Gでサクサク使えました。
しかし、海岸や長距離移動時など、電波の弱いエリアは入りが悪かったです。
フランスの電波状況にもよるので何とも言えませんが、万国共通でインターネットに繋がりにくい地域はあるかもしれません。
繋がらなくなった時は、機内モードにして再度接続すると3Gで何とか使うことができるようになることもありました。
データの使用量
24時間200MGまで高速で使用ができるとのことで、全く不便は感じませんでした。
というのも、フランスは空港やホテルはもちろん、長距離バスやTGV(フランスの高速鉄道)内でWiFiが使えたためです。
また、フランス旅行中はiPhoneの盗難にも注意を払い、屋外で不用意に触らなかったこともデータの使用量が少なくて済んだ理由かもしれません。
アプリでの操作
「国内SIM」と「変なSIM」の切り替えなどがアプリで簡単にでき、注意のポップアップなども出るので分かりやすかったです。
残りの使用時間なども表示される他、オフラインでも設定方法などが確認できるのでWiFiがない場所での設定もしやすいです。
オススメの理由

設定方法、実際に使っての感想をお伝えしましたが、私が特にオススメしたい理由は下記の3つです!
安い
一番はやっぱり値段が安いことです!
他の海外WiFiのレンタルなどと比べて格段に安かったです。
変なSIMでかかる料金はこちら。
SIM代金 1980円+税
通信量 500円(24時間200MGあたり)
今回の旅行では、5日間で2500円とSIM代2183円で合計4683円です。
(実は購入時はキャンペーン中で、SIM代が990円+税でした。)
しかも、この5日間というのは、プランを開始してから24時間×5=120時間ということ。
空港出発から空港到着も合わせると合計7日間の旅でしたが、現地についてからプランを使い始め、日本に向かう飛行機に乗るまでの120時間分の料金で済みました。
レンタルのWiFiだと、貸出日から返却日まで、使えない時間の分もお金がかかりますよね。
それに比べたら随分得した気がします。
SIMは自分のものになるので万が一に備えて保険に入らなくて済みますし、一度買えば次の旅行でも使えるのもお得ですよね!
(ただし、3年間未使用でSIMは無効化するそうです。)
軽い
軽いというか、ただのシールなので重さなど無いに等しいです。
ルーターをレンタルすると常時持ち歩いていないといけません。
海外旅行中は荷物がどうしても重くなりがちなので、これは嬉しいポイントでした。
返却不要
ルーターのように、空港での受取りや返却などが一切ないため楽でした。
SIMは事前に自宅に郵送されるので、それを受け取ったら自分のものになります。
万が一、飛行機が遅延したり、欠航になってしまい帰国が遅れても追加で料金もかからないので安心でした。
まとめ

新しいものだったので上手く設定できるのか、きちんと海外で繋がるのか心配でしたが、設定ガイドが分かりやすく、迷うことなく使用できました。
現地での使用も、街中ではサクサク使えたので満足しています。
何より最後に挙げた
- 安い
- 軽い
- 返却不要
の3点は自信を持ってオススメできる理由です。
せっかくの海外旅行、「変なSIM」のメリットを活かしてお得に楽チンなインターネット接続を楽しんでくださいね!